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従業員の幸福度を追いかける障がい者雇用

インタビュー

必要な事を必要な時に相談できる環境。それは本当にありがたいと思っています。 W氏(32歳) 発達障がい(ADHD)
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仕事のやりがい

「実習生の方には、お願いした仕事の評価とフィードバックをしっかり行い
企業目線で考えて、この人はどうすれば働きやすくなるかを考える。」

私の場合、障がいのある方が通う職業訓練施設から堀江車輌電装に来ました。実習期間を経て、現在は正社員として働いています。2019年2月で丸3年になりました。通常の業務は事務なので、出来るだけミスの無いようにタスクリストをチェックしながら進めるようにしています。
他には、職場体験実習の対応や、外回りの営業に同行させていただいたりもしています。先々の事を考えて行動するのは得意ではないので、とにかく今できる事をしっかりやる、という毎日です。
大学卒業後の頃は仕事がうまく行かず、会社も長続きしませんでした。それで学校に入り直し、精神保険福祉士の資格を取りました。病気の事を勉強するうちに自分の特性がADHD(注意欠陥・多動性障害) の症状に似ていることに気づき、クリニックで診断を受けました。ADHDの症状の出方は人それぞれですが、私の場合は計画的に物事を進めたり、同時並行で物事を処理するのが苦手です。そういった状況を共有してもらう事で、大きなリスクを回避できていると思います。仕事を覚えていく事に合わせて職域も広がって行くのでリスクがゼロになることはありません。
試行錯誤の繰り返しです。
Wさんをサポートする
障がい者支援事業部
中村哲郎さん(51歳)
事務業務の1日
ADHD(注意欠陥・多動性障害)のWさんは、どのようなサポートを受けながら
働いているのでしょうか?一日の仕事を通してご紹介します。
9:00〜9:30出社 メールチェック・返信 スケジュール確認

ADHDも人によって特徴が違うので、基本的には個別の配慮が必要になります。Wさんの場合は、物事を忘れる。計画をうまく立てられない。同時進行でタスクを実行する事がうまく出来ない、などです。また、突然のスケジュール変更に対応することも苦手です。

サポート【1】
スケジュール管理

タスクリストを作成し業務内容を可視化。
内容、進捗、締切を上司と共有します。

複雑な業務については、フローを作成しオフィス内で共有するようにしています。
「転ばぬ先の杖」を常に準備する事が、配慮の基本だと考えています。

9:30〜12:30(実習生出社) 実習ミーティング
      出勤簿・交通費精算書チェック

突発的な業務は避けられない場合もあります。その時は周りのフォローが必要です。
それでも、困った時にすぐに相談できる環境があれば大きな問題にはなりません。

サポート【2】
社内の管理

何かあったら、すぐに相談できる環境作り。

13:30〜15:30登録面談資料整理
15:30〜18:00実習振り返り(15:30)実習生退社
      社内ミーティング
      議事録作成
      ゴミ捨て 退社
サポート【3】
得意分野の管理

得意分野を仕事で有効に活用する。

得意なところを上手に活かす事もひとつの配慮です。
Wさんの場合は、文章を作ることや文字、用語をチェックする事が優れています。そこで、上司がプレゼンテーションで使用する原稿をわかりやすく直したり、チェックする作業も行なっています。また、Wさん自身の業務である、職場体験実習プログラムの運営では、実習生ごとの評価資料の作成や振り返り面談をひとりで行っています。
マイナスを補う事だけが配慮ではないと考えています。

支える思い
「大切なことは、その人の事を知る事。」
「ミスが起きそうな所は、事前にフォーマットを
作って対応する。難しいことではありません。」
自分の事を客観的に認識し、表現する言葉を持っているWさんは、全ての業務を問題なく行っているように見えてしまいます。しかし、彼の中には多くのトライアンドエラーがあり、実は「転ばぬ先の杖」が必要なのです。障がい者雇用は個別に対応する事が大切です。トライアングルは第一印象や書類だけで判断せず本人の特性を理解して人材紹介業務を行っています。
「障がいのある方が輝けるような場所を
増やすことがトライアングルの役割です。」
企業の方へ

トライアングルでは、社会福祉士や精神保健福祉士などの専門知識を持ったプロフェッショナルがサポート。机上の空論ではなく、実際の業務を想定したアドバイスをいたします。
求職者の方へ

障がいがあることで就職活動に不安がある方や自信がない方に寄り添ってサポートするのがトライアングルの使命。まずはお気軽にご相談にくることから始めて見ませんか?
「自身の持つ働く力を向上させ、自信をもって社会に送り出していきたい。」
当社が持っている障がい者サポートのノウハウを活用して、クライアントの企業様が納得する採用につなげていきたいです。受け入れる企業が職場でのサポートが上手く出来ないと、障がい者の定着も難しくなります。私たちは障がい者ごとの最適な評価表を作り、受け入れる企業のサポートをします。
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