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従業員の幸福度を追いかける障がい者雇用

インタビュー

知的障害者サッカー日本代表として世界と戦いたい、だからビル清掃の仕事も頑張りたい! 浦川 優樹(28歳) 知的障がい
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仕事のやりがい

「仲間を信頼し、みんなでやる仕事は楽しい。
綺麗になるからやろう、綺麗になったら嬉しい。」

私の仕事は、ポリッシャー・高圧洗浄機などの専門機材を使って行うビルの清掃です。オフィスビルの清掃は、現場の汚れの状況などを見ながら、臨機応変な対応を求められます。言われた指示をこなすのではなく、自分で自分の仕事を判断し決めていく。一緒に清掃活動を行うメンバーともチームワークが求められる仕事です。仕事にやりがいを持ち、その仕事が楽しいと言えることは幸せです。
実は、前の仕事はサッカーと仕事の両立ができる環境ではありませんでした。より理解のある会社を探していたところ、堀江車輌と出会いました。堀江車輌ではサッカーと仕事の両立はもちろん、自分の苦手な部分も配慮してもらえるので、すごく働きやすいと感じています。
浦川さんをサポートする
障がい者支援事業部 部長
林一茂さん(31歳)
定期清掃の一日
知的障がい者の浦川さんは、どのようなサポートを受けながら
働いているのでしょうか?一日の仕事を通してご紹介します。
8:15現地着・ビルの管理人への挨拶

清掃作業を始めるには、ビルの南京錠を開けて入るのですが、南京錠を管理して開錠・施錠することが苦手なので、3人1組のチームで行動するようにし、他の人が開錠した後に入って作業をはじめられるように配慮しています。自分で開錠・施錠しなければならない時には、紙やデータで鍵の管理方法を書いたものを確認できるように用意しています。

サポート【1】
鍵の管理

苦手な鍵の開錠・施錠は極力任せないようにして
スムーズに作業が始められるようにする。

業務指示について内容を忘れてしまうことがあるので、SNSやショートメールで指示をすることで、覚えることが苦手な部分を、記録を遡って確認できるように配慮しています。また、口頭指示による、耳からの情報よりも目で見た情報で記憶に残すよう工夫をしています。

サポート【2】
作業内容確認

SNSやショートメールで撮影場所や業務指示をすることで
作業指示を忘れないようにする。

8:25〜8:40朝礼・現場に清掃道具の搬入
8:40〜9:15ガラス清掃
9:15〜11:00床面洗浄清掃(ポリッシャー/バキューム等)
11:00〜11:25階段床面清掃(カッパギ水切り)
お昼休憩
12:30〜14:40屋上掃き、排水溝ゴミ取り、シャッター拭き
14:40〜15:50駐車場地下ピット清掃

文章を考えパソコンで入力したりすることが苦手なので報告書をうまくまとめることができません。逆にスマートフォンでの入力は速いなどの長所もあります。そこで作業の報告は現場ごとに撮影場所のマップや撮影のマニュアルを用意しミスが無いように作業終了の報告ができるようにしています。

サポート【3】
作業報告

マニュアル&撮影場所マップによって作業前・中・後の写真を撮影し
ミスなく作業報告出来るようにする。

15:50〜15:55管理人に挨拶&作業チェックシートへの捺印依頼

作業指示について作業に漏れが出てくる可能性があるので作業チェックシートを作り、終わったらチェックをするようにしてミスや忘れ物が無いようにしています。

サポート【4】
作業チェック

作業チェックシートを活用することで、作業ミスや忘れ物を
防ぐようにする。

15:55〜16:10片付け作業終了
16:10〜16:15交通費申請(移動経路を本社に共有)

一般の社員は自分の交通費や出退勤をエクセルで打ち込んで報告しますが、PC入力作業が苦手なので、乗り換え案内をスクリーンショットし、画像を総務に送って入力は総務の担当がサポートするようにしています。

サポート【5】
申請業務

スクリーンショットの画像での報告が出来るようにすることで
交通費や出勤の報告を速やかに行えるようにする。

16:15帰宅
休暇取得について

知的障がい者サッカーの大会出場などで年間2週間から2か月程度の長期の休暇を取得することがあるので、年間予定がわかり次第、社員間でシフトを調整、作業要員を依頼しスムーズに休暇取得ができるようにサポートしています。

サポート【6】
長期休暇取得

会社は社員間でシフトを調整、連携しながらスムーズに休暇を
取得できるように関わっている。

支える思い
「何でも相談してよ」と明るく語りかけ、仕事とサッカーの両立を
うまくサポートしつつ、仕事の成果を出せるよう指導しています。」
「本人の不安がなくなるまで何度でも面談を重ね、
障がい者が持つ力を最大限に引き出します。」
何が苦手で何が得意なのかを根気よくコミュニーケーションをとり合う事で個々の特性を「見える化」し職場に送り出すようにしています。得意な部分を活かし苦手な部分のフォローが適切にできれば、障がいがあっても企業にとって戦力となる人材となります。
「障がいのある方が輝けるような場所を
増やすことがトライアングルの役割です。」
企業の方へ

トライアングルでは、社会福祉士や精神保健福祉士などの専門知識を持ったプロフェッショナルがサポート。机上の空論ではなく、実際の業務を想定したアドバイスをいたします。
求職者の方へ

障がいがあることで就職活動に不安がある方や自信がない方に寄り添ってサポートするのがトライアングルの使命。まずはお気軽にご相談にくることから始めて見ませんか?
「自身の持つ働く力を向上させ、自信をもって社会に送り出していきたい。」
当社が持っている障がい者サポートのノウハウを活用して、クライアントの企業様が納得する採用につなげていきたいです。受け入れる企業が職場でのサポートが上手く出来ないと、障がい者の定着も難しくなります。私たちは障がい者ごとの最適な評価表を作り、受け入れる企業のサポートをします。
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