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【Tryangleメルマガ vol.23 】障がい者サポートで求められるアセスメント

2021/11/09

メールマガジン

障がい者雇用のプロフェッショナル 堀江車輌電装 トライアングルです。
ご不安があれば、どんなことでも構いません。無料で相談に乗ります。
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多くの企業での採用実績、コンサルティング実績、そして、自社での障がい者実習や雇用実績をもとに、御社の障がい者雇用に関する問題を解決します。
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こんにちは! 10月もまだ暑いかなと思っていたら、すっかり寒くなりましたね。

さて今回は、皆さんに5つのチェック項目についてご確認いただきたいと思います。

□自社の障がい者の1年以内離職率が40%を超えている
□採用した障がい者が、病気を再発、または調子を崩して休んでしまったことがある
□障がい者と既存の健常者社員とのコミュニケーションについて、いずれかから不満が出ている
□障がい者の業務は、いわゆる「雑務」だけである
□自社の障がい者の労働条件は、他社よりも優れているとは言えない


一つでも当てはまったら、黄色信号です。
もしかしたら、国のデータにも出ているようなことが起こっていませんか?


■世の中の障がい者雇用の現状は?

まずは、障がい者雇用の現状データを見てみましょう。

2020年度の民間企業における障がい者の実雇用率は、2.15%です。
(厚生労働省「令和2年障がい者雇用状況の集計調査」より)

また、ハローワークにおける新規求職申込件数は年間約19万件に上り、就職件数も9万3000件を超えるようになりました。
(厚生労働省「障がい者雇用の現状等」より)

企業側の採用意欲が高まっていること、働く側もチャレンジしようとしていることが、これらのデータから伺うことができます。
ただ、雇用率については順調に上昇を続けてはいますが、まだまだ国の求める水準には達しておりません。

一方で、精神障がい者の方の職場定着率を見てみると、1年で49.3%と実に半数以上の方が1年以内に退職していることが分かります。
(JEED「障がい者の就業状況等に関する調査研究」より)


■障がい者の退職理由は?

では、なぜこれほど障がい者の離職が多いのでしょうか?
ここからは、退職に繋がった理由について見ていきます。

まずは直接的な退職理由です。

上位に挙がるのが、「職場の雰囲気・人間関係」です。
こちらは身体障がい者、精神障がい者ともに高い結果になっています。

次いで、賃金・労働条件に不満、仕事内容が合わない、といった回答が続きます。

精神障害の方はさらに、疲れやすく体力が続かなかった、症状が悪化した、と続いていきます。

つまり、職場における人とのミスマッチ、業務とのミスマッチが大きな原因になっているのです。

これらは疲れやすさや症状の悪化を引き起こすものですので、優先的に解決すべきポイントになります。
※すべて(厚生労働省「障がい者雇用実態調査」より)


■解決の方向性は「採用サポートとフォローの充実」にあり?

上記を踏まえると、いくつかの解決の方向性が見えてきます。
例えば、業務を変えるということや職場を変えるということです。

しかし、会社の仕事は簡単に変更できません。
弊社も障がい者雇用のために業務の切り出しをサポートしておりますが、原則として「いまある仕事」を基準に考えるものです。

職場の人間関係も同様です。障がい者雇用のために今既に働いている社員を配置転換するというのは、企業の選択として現実的ではないでしょう。

そうすると、採用の段階で「現在の職場、仕事」にマッチするかを確認しなければいけません。

また、せっかく能力が高い方であっても、入社後の継続的なフォローを欠いた結果、早期退職となってしまっては、採用コストに見合いません。

この2点をしっかりと改善していくことが重要なのです。

では、どのように改善すれば良いのか?
こちらは次回、具体的なポイントと共にご紹介します。


■まとめ

いかがでしょうか? 当社でも定期的にこうした公開データをチェックしていますが、
年々改善が見える一方でまだまだ課題も残っていると感じます。

あなたの会社はいかがでしょうか?
冒頭のチェック項目に当てはまると感じた方、ぜひご連絡ください。
一緒に解決をしていきましょう。

堀江車輌電装 トライアングルは、多くの企業での採用実績、コンサルティング実績、そして、自社での定期的な障がい者の方の実習や雇用の実績をもとに、御社の障がい者雇用に関する問題を解決します。

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