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【Tryangle メルマガvol.6】障がい者の職業体験 ~オンライン実習を実施しました!~

2021/01/04

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障がい者雇用のプロフェッショナル 堀江車輌電装 トライアングルです。
ご不安があれば、どんなことでも構いません。無料で相談に乗ります。
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多くの企業での採用実績、コンサルティング実績、そして、自社での定期的な障がい者の方の実習や雇用の実績をもとに、御社の障がい者雇用に関する問題を解決します。

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新型コロナウイルスの影響もあり、リモートワークを進めている会社も多くなりました。
当社もその一社ですが、今回は自社の障がい者ではなく、「これから働きたい」と考えている障がいをお持ちの方々と一緒に「オンラインでの実習」を実施しました。
http://h-tryangle.jp/news/2020/06/09/200608/

今回は、前回反響が大きかったオンラインでの実習について参加者の声を2名分お送りしたいと思います。

文章は参加された方々が作成されたものです。
障がい者雇用において、会社が気を付けるべきポイントも見えてくると思います。

■お一人目
私は就労移行支援事業所に通っているUと申します。ハンドメイドや動物が好きで、細かい作業(特に手仕事)が得意です。

今回、堀江車輛電装株式会社様のWEB実習に参加させていただきました。

参加のきっかけは、コロナの影響でリモートワークが増える中、今後働き方の多様性より広がっていく可能性を鑑み、リモートワークとはどんなものかを知っておく必要を感じたからです。また仮想同僚とのチームワークという、より実践的な実習であることも大きな意義を感じ、その中で自分の得手不得手を見極めていこうと思いました。

実習では求人情報リスト・求人票の作成、ペアでのダブルチェック、持ち回りで朝礼・終礼の司会・記録、ペア・全体でのミーティング等を体験しました。

その中で学んだことは、チャットやWEBミーティング等のツールを使うこと、ペアで相談しながら業務を行うこと、ミーティング時に困りごと等を共有し解決していくこと、効率よく作業を進めることです。そして対面で業務との一番大きな違いは、相手の状況が見えない中で気持ちよく仕事をするには、より相手に対する気遣いが必要(電話をする場合は事前にチェットを入れる、チャットで伝わる文章にする等)だということです。

今後の訓練に活かせることは、日頃から時間管理を意識すること、ホウレンソウをきちんと行うこと、目標設定を具体的に行い出来なかったことに対しては、どんどん改善をしていくことです。

初めてのリモートワークを体験し、今回のWEB実習でこういう働き方もあるということに気づき、作業にはメリハリをつけ時間管理をしっかり行うことや、業務の進め方を他のメンバーの方から共有頂いたり、少しずつですが自分なりの工夫をすることが出来ました。

最後になりましたが、WEB実習の場を設けてくださったことへの感謝とお世話になった方々へお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。

■お二人目
生まれも育ちも千葉県。専門学校に通っていたほどゲームが好きなSSです。

自粛期間中に何かできることはないかと考えていたところに今回のWEB実習のお話をいただきました。コロナの影響でリモートでのお仕事をする人が増えている中で、リモートでの業務がどのように進むのかを実習を通して体験できるのは良い経験になると思ったため、お話をいただいた電話ですぐに参加を決めました。私は自身の課題として『伝わりやすいコミュニケーション』を意識しているので、対面でない相手とコミュニケーションを取ることになる点でも良い経験になると思いました。

業務内容としては営業リストの作成とその営業リストを元に求人票を作成するという内容でした。営業リストを作成する業務については、前回オフィスで実習をさせていただいた時に行った業務とほぼ同じ内容でしたので、スムーズに作業に入れたと思います。しかし、ZOOM
やハングアウトといった対面でない相手とのやり取りには慣れていないため意思表示の方法や離席や休憩の報告など気の回らなかった部分が多く発見できたと思います。

今回の実習で学んだ大きな点はやはりコミュニケーションの取り方だと思います。画面越しでの反応はうなずきだけではなくOKサインを出したりきちんと発声するなどして意思表示をわかりやすくすること、チャットでもこちらが見えていないのを意識して報告することや、何かを伝えるのにも言葉やそのニュアンスを削ぎ落しすぎないことが必要だと思いました。進捗目標は高く設定すると「終わらないかもしれない」といった不安から作業が雑になったりミスが増えたりと結果的に時間がかかる性格なので、この点に関しては引き続き気をつけていこうと思っています。

スキル面や自分の苦手としている部分について評価していただきたいと考えていた前回の実習と違い、今回の実習ではコミュニケーションについて意識して取り組んでいたこともありコミュニケーションについて学ぶことが多くありました。この経験は今後の就労でリモートでなくても電話、メールといった業務の中で必要になってくる意識だと思うので活かしていけたらと思います。

リモートでの業務がどのように進むのかだけではなく発見の多い実習となりました。6日間ありがとうございました。


■実習をして分かった障がい者雇用のポイント

1:障がい者にとって分かりやすいコミュニケーション

よく障がい者雇用で課題と言われるのが「コミュニケーションが取りにくい」ということです。
しかし、文章を読んでいただけると分かる通り、実習生同士でコミュニケーションの工夫をして、業務が成立しています。

社内だと上手くいかないのは、「障がい者にとっての分かりやすいさ」が足りないからです。
明確・具体的な言葉、シンプルな言い回し、ハンドサインなど誤解しにくいコミュニケーションをとれば、相互に情報共有、進捗確認、指摘が可能です。

2:業務におけるルールと自由のバランス

障がい者雇用で働く社員のことを「一人では仕事ができない人」と見てしまうと、サポート社員の工数が増えてしまいます。しかし実際には、作業手順やコミュニケーションのルール、業務のゴールを明確に提示することで、それ以外は彼らなりに自由に、工夫しながら仕事を進めていることが分かります。

業務の切り出しにおいて、ある程度は本人の主体性に委ねて結果を見ることも、彼らのステップアップに必要な評価の足掛かりとなります。


3:具体的な評価の伝達

お二人のコメントから分かる通り、「自分の成長につながる評価」を人は求めています。通常の業務だと、つい細かな仕事の進め方や目に見える態度、姿勢なども気になってしまいますよね。しかし仕事で大切なことは成果を出すことです。ですから仕事の成果に直結する評価をすれば、それを受け入れ、反省し、次に活かそうとすることが、改めて分かりました。

実習の現場をオフィスからオンラインに移したことにより、評価の基準が明確になりました。
仕事の成果、コミュニケーションのやり取りの分かりやすさ、というように絞り込むことで、受け取る情報がシンプルになります。その結果、「自分が次に気を付けるべきことはこれだ」というように意識しやすくなるのです。


御社でも、リモートワークの検討・実施が進んでいるところかと思います。
今回の取り組みでは、障がい者の活躍という観点においてもリモート環境がプラスに働くという効果が感じられました。もしかしたら今、障がい者のリモートワークを積極的に導入し、社内でトライアルを進めることが、2年後、3年後の働き方を形作ることに繋がるのではないでしょうか。

トライアングルでは、これまでの経験から、様々な事例を蓄積しています。貴社の状況を伺い、しっかりとサポートをしていきます。

ご不安があれば、どんなことでも構いません。無料で相談に乗ります。
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多くの企業での採用実績、コンサルティング実績、そして、自社での定期的な障がい者の方の実習や雇用の実績をもとに、御社の障がい者雇用に関する問題を解決します。

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